中央広場
2026年6月12日
2026年6月11日
シエル
「ぽーかーふぇいす…?」
あまり聞き馴染みのない言葉だった…
…
「あ、伝わらない世界の子?めんどくさ…」
酷いぞ!このフラミンゴ!
知らないことを教えるという親切心もなく…強いて言えば気が向いた時ぐらいにしか動かず、恐らくここで出会う人々の中では性格がよろしくない鳥である。
「だったらダイナーにでも行って聞いてみれば?
どうせこの町、お人好しさんばかりだもの。知らないことをあれこれ教えて貰って来なさいな。」
暗に"何か食べたら?"を伝えたかったのか?
フラミンゴは興味を失せたと言わんばかりに背を向けると、じゃあね、と何処かへと立ち去ってしまった…
シエル
「い、いやいやまさかそんなわけ!!!!」
あった。
「わっかりやす、貴方嘘とかつけないタイプでしょ?」
なんてニヤニヤ!
強気なフラミンゴは言葉を突っつく方が好きらしい!
「少しはポーカーフェイスを覚えなさいよ、じゃないと駆け引き勝負で負けるわよ~?」
シエル
(この鉛筆、水の流れに合わせてゆらゆらしてる…まさか!!)
(…
あなたの視線を受けながら、鉛筆から立ち上る黒いもやのようなものがゆらゆらと揺れている。
鉛筆はそれに付随して揺れているようだ。
シエル
「だ、誰って…」
…いや確かに、名前名乗ってないな…そもそも名…
「そう、シエルね。アタシはパトリシアよ、綺羅々星のパトリシア。」
ここは"よろしく"…と手を差し出したいところが、その手がないので省略。
「何でそんなに慌ててるのよ、飲もうと思ってたとか?」
ギ、ギクゥ…
綺羅々星のパトリシア
「…?誰?」
おかしいな…ダイナーにいた記憶が…。
フラミン…
「だ、誰って…」
…いや確かに、名前名乗ってないな…そもそも名前なかったし…(そういう問題ではない)
「ぼ、ボクはシエルって言うんだ…」
「の、飲まない!!ボク飲まないよ!!!」
どの口が言ってるんだ???