憩いの場
2026年6月2日
「はるって あったかいんだよね」
「ふかふかのひつじ、いいな。たのしそう!」
テントでふかふかの毛に包まれてごろごろ。
みんなと居るならあったかくて、きっとさみしくもない。
「ここにもテントがあったら、いっしょにくらせるね」
今はひつじといっしょじゃないみたい?
ひつじになってくれるもふもふは居るのかも。
「そうだね、一緒だ」
もっとも、旅人といっしょにいた動物たちは家畜で、つまりさいごは食べてしまうものでしたが。
生き物と一緒にいるということは死ぬことも一緒になるということ、なんて言うつもりはありませんでした。
そこまで言わなくても、自然と学んでいくこともあるだろうからです。
「春になったら広い丘に行ってね。
まだ寒さが残るからできるだけ風が暖かいところでテントを建てるんだよ。
で、羊の毛を刈ったりする。羊は夏までに毛を刈ってやらないといけないからね。
兎は…いなかったな。そういえば」
たまに捕まえることはあったけど、とはいいませんでした
「動物博覧会…なんてあんまり想像つかなくってさ」
気を取り直して、話を変えようとします。
「動物、身近にいたから。
ずっと動物と一緒に過ごしてきたんだ」
遊牧民は、動物と一緒に生活します。
家畜と一緒に過ごして、いろんなところを渡り歩きながら一年を過ごすのです。
だから、動物は身近でした。
「まぁ、ボクの知ってる動物は羊やヤギとか…あと馬とかだけど」
「うさぎ おいしい?うさぎ、たべちゃうの?」
ぎゅ、とふかふかのうさぎを抱きしめる。
なべに3ひきとも入れられちゃう?
どこかにかくれたほうがいいかな。
周りをきょろきょろ、おおきいひとのうしろに行こうかな。
「寸胴ですからねぇ。で、アザラシですね」
うにょにょ。
アザラシ強めでお送りしています。
「このように首が短くこれまた寸胴な姿がかわいらしい。雄雌であんまり差はないですがミナミゾウアザラシの雄は雌の10倍重くなるんですねぇ」
「またアシカと違い、耳は穴が開いているだけです。足かは耳たぶあるんですよ」
うにょにょ(変身)
「ウォンバットはオーストラリアという国にいる動物ですねぇ。硬く粗い体毛が特徴でしょぉか?」
「視力が弱い代わりに鼻がいいんですねぇ。歯も場外伸び続けるので堅いものを齧って削るんですよぉ」
「あとおしりが硬いです。天敵から身を守るためですねぇ~」