憩いの場
2026年6月12日
綺羅々星のパトリシア
「魔力…」
そういえば、怪我も治して貰っていたことを思い出…
「……ふ、あははは!君が僕の心配かい?」
いつもの意趣返し。前よりはカラッとしているつもりだけど。
「大丈夫さ。この羽根こそが僕の力で、欠陥だからさ!
…僕の身は元々、魔力を作る器官がない。だから本来は魔術や魔法は扱えないんだけど、代わりに羽根が魔力を貯め込む性質でね。
この白い羽根は全部魔力を満タンまで持っている証拠なんだ。まあ、魔力が無くなれば、こうやって真っ黒になるんだけどね」
コレじゃ、ライチョウじゃなくてカラスだねなんて笑う。
「逆を返せば、僕は色を失うだけで、他の人みたいに魔力切れで倒れたり…なんて事は起きないんだよ。ある意味、この体のメリットだね」
オーリヴェル
「わぁ!ご、ごめん…ん?羽根?……あぁ、これ?」
両腕の黒く…
「魔力…」
そういえば、怪我も治して貰っていたことを思い出し…
表情に陰りが差し込む。
「それ…大丈夫なの?使い過ぎて動けなくなるとか無い?…コミックとかでそういうの、あるし…」
黒とは時に不吉さを表す色。
変に貴方が無理をしてないかと心配な様子だ。
綺羅々星のパトリシア
「きゃあ!?」
考えるのを辞めて無――になっていたところで…
「わぁ!ご、ごめん…ん?羽根?……あぁ、これ?」
両腕の黒くなった羽根、動くのには支障ないが。
「これは、魔力を失ったからだよ。連日魔術を結構使ったから、魔力が無くなってこの色なんだ」
オーリヴェル
昼を終えて散歩をしていた。ふと、視界に嫌でも目立つ姿が入る…
「きゃあ!?」
考えるのを辞めて無――になっていたところで背後から声をかけられ、驚いて多少足をバタつかせたフラミンゴ。
振り返れば見知った貴方…白い羽根が黒くくすんでいる…がおり、軽く安堵した。
「な、んだオーリヴェルね…びっくりさせないでよ!正面に回るとか!」
開口一番文句かい。
「…?あれ、貴方…なんだか羽根がおかしくない…?」
「………」
ランチタイムを終えてから憩いの場へと赴き、木の下に佇んでいる。
………
アタシは悪い子だ。
平気で人を傷付け、嘲り笑い、踏み倒してきた。
すぐ足が出てしまうのも悪癖。
自分が優位でいなければいけなかった。
優位でなければ安心出来なかったから。
……
けれど。
あの行いは、必要がなかった。
よくよく振り返ればあの出来事以降におかしくなり、
最後にはこうなってしまった。
「…アタシが…」
人を、見■したこと。
「…アイツも、そう言ってたわ…ね…」
パトカーのランプが光り、仲間と逃げ出そうとして。
慌ててスマートフォンを仕舞おうとした時に、
自分の足元に老人がいた。
留まればまだ、助かったかもしれない。
しかし、
「…どうしようもないじゃない…
だって…そうなるなんて…」
「ボクは、モノなのにな……………」
ものだから、だ。
寄り添いたくても、そこにあることしか出来ない。
力になりたくても、なり方を知らない。
どんなことに苦しんでるのか、聞くことしかできない。
その苦しみの本質を理解できない。
でも、人形は、傷ついた人の心に寄り添うものなのに。
ボクには、それが出来ない。
「ボクって、出来損ないだ……………」
人といるのに寂しい。
誰か一人、たった一人でもいいのに。
その一人の力になることさえ、ボクにはできないんだ。
ぽてぽてと歩いてきて、ベンチにちょこん。
ちょっとだけ、考え事。
馬鹿みたい。
「捨てちゃえばいいのに。要らないって思うものなら、捨てちゃえばいいのに」
それは昨日クレハさんのお話を聞いて、もっと前にリヴァさんのお話を聞いて。
「要らないって思うのなら、捨てちゃったほうが互いのためなんじゃないのかな?」
なんで、手にしたまま傷付けるのだろう。
傷つけられることを良しとするのだろう。
ヒトって、よく分からない。
捨てられたあと、壊されてしまうとしても、ボクみたいに別の誰かの手に渡るとしても、「要らない」って言われ続けるよりそっちの方がずっと良いのにって思っちゃう。
「…………………」
2026年6月11日
「ぃ…っでぇ…」
●ずり、と体を引きずっている烏天狗が一人
●体は傷だらけだった。
●本当はこんな状況でここに来たくはなかった、だが、あいつらが送り返したのがここだったから仕方がなかったのだ。どうせ数日たったらまた同じことが起こる。
●妖怪の体というのは、治癒力が高い。恨むべきか、恨まぬべきか。
「…人気のねえ所で休むしかねえな」
体を引きずりながら、公民館のほうへ
ほかの皆様はこの状態のカラスを見かけて、追いかけてもよい
るしあ
「そ、そうだなぁ…………………リヴァさん…………は、なんかだめな気がす…
「春とは、比喩的ななにかかね。
では祝い酒が必要だね、デザイン酒を持って行くと良い。」
「ふむ。それではその名を連ねて置こう。
デザイン酒を持って行けば、ペアになりたいという想いが伝わろうとも。」
デザインパッケージ缶が採用されるという前提で、お届け先×2も決まってしまった。
出来上がりを座して待て。(出来ると良いね…可否は町長次第だから…。)
下級天使アトル
「ノリ気で結構!(そうさせたやつ)
では申請しようじゃない…
「そ、そうだなぁ…………………リヴァさん…………は、なんかだめな気がする。昨日春が来た?って言ってたし……………………そ、そうなると他に仲のいい人……………………」
うーんうーんと考えて
「そうだ!シエルさん!!」
昨日お話して二人でお名前考えたし、きっと仲良しさん判定しても許される!!(希望的観測)
るしあ
「そ…………ゆうー、ことならぁ…………………///」
ダメだちょろい。
「ノリ気で結構!(そうさせたやつ)
では申請しようじゃないか、君のペアデザインを。
誰とペアになりたいんだね?」
名前がわからんと、申請に書けないからね。
るしあ
「しゃ、写真とかは撮られなれてるけどぉ………………」
嫌ではない…
ノリ気を感じる。ノっていこう。
「ふむ? 誰かとペアのデザインにしたい、ということかな。
共にパッケージを飾りたいひとが居ると!
大いに結構じゃないか。ではそのひとも連名にしよう。(飛び火)」
下級天使アトル
「そう、君の。想像してみると良い。
住民たちが、君の描か…
「しゃ、写真とかは撮られなれてるけどぉ………………」
嫌ではない。嫌では。
「や、やるなら僕だけじゃない方が良くない……………?」
るしあ
「ボクの!?」
こ、これが言い出しっぺの法則といものなのか…
「そう、君の。想像してみると良い。
住民たちが、君の描かれた酒を片手に語らう光景を。」
「そのうち、君の名が代名詞となってしまうかも知れないね!」
帰りにるしあ買って飲もうぜ。
「ふむ? 本来ならば販売機とは、販売企業に話を持ち掛けるものだと思うが…設置場所の管理者に要望するのも、確かにひとつかも知れないね。
いや、しかし、町の長に話を持って行くなら、より住民が関わる様なものを…。」
「しかしこの身も、何時でも何処でも君に盃を差し出せる、という訳では無いからね。」
おまえが居るから困らない、という話では無い。
それはそうと、一杯どうぞ。
「酒アクセス手段は、多ければ多いほど良い。
酒場だって、休業したい日もあるだろうからね!」
2026年6月10日
「…はぁ…」
溜め息。
「下手に身体を動かせる芸を強いられなくてよかった…空中ブランコとか絶対無理だし…」
たまたま、慰めに歌を歌った声を客が拾い上げた。
1人2人、3人…と大勢に囲まれたことで、自分の役は"歌姫/華形"が適していると見出され、当て嵌められた。
…尤も、客が賞賛した理由が【悲壮に満ちた人間の声が堪らない】だからだったが…
「………はぁ…」
また溜め息。
「la〜♪」
歌を歌うのは好き。踊ることも好き。
まだ未来があると思っていた頃は、将来はあのテレビに出てる
歌手のような有名人になるのだと意気込んでいた。
新しい両親はこの可愛さに惚れ惚れとしており、沢山甘やかしてくれた。
学校での悪さも上手く隠し、見えたとしても涙を浮かべて説得した。
順調だと思っていた、あの頃は。
「………」
2026年6月9日