憩いの場
2026年6月22日
2026年6月21日
「突風が吹かなければ、そうそう壊れはしないと思いますよ」
風に乗るための耐えうる体を魔力で補強しているから。小鳥らしい仕草は良くしているが、それでも枯れ木と葉っぱ、残念ながら囀ることはない。
しかし、楽しそうに小鳥を操る貴方を見て、こちらも少し安心しているよう。
「...ま、小さい、魔力で出来た要素だからこそ出来る芸でもある」
「人を延命することとかは、できないからな」
そうやって、そっと、動かして、
風の流れが判ったら、消えないように楽しそうに飛ばせて
そして自らの元に戻らせて、頭を撫でた
「まだ死ぬなよ」
「へぇ……」
魔力切れの絶命を延命出来るなんて。回路はそのまま使用できるのか…と軽く分析。光の子、不思議だな。
「…とはいえ、僕の魔力は尽きてる様なので、今はサバクモノさんに所有権が移ってます。軽い指示なら聞いてくれますよ」
「あっ」
捕まえられた!異能と言うより魔法ではあるが、光を貰った小鳥は己の姿が消えない事に戸惑いつつも、サバクモノに甘えるように肩へ。
「……それ、サバクモノさんのチカラですか?僕の魔術や魔法って、良くて一分保てばいい方なんですが…」
「確かに不思議な感じの異能だな。」
「へぇ、師から。良いじゃねえか」
くるくると、俺の周りで羽根が回り出した。
とても綺麗だ。
一通り、回したのなら。そっと自分の光でキャッチした。
消えないように光を込めて、ね
「…不思議でしたか?これは、僕が師に教えてもらった魔術の1つなんです。練習にはもってこいなので…」
魔力が羽根にしかない自分にとっては、少しずつ羽根を毟ることになるから、そんなに数を飛ばせないけれど。
ぷち、と1枚毟っては、先程の要領でもう1羽飛ばす。今度はサバクモノさんの周りでクルクル回るだろう。
2026年6月20日