ダイナー
2026年6月10日
「心中は……寒くは無いです。少し悩み事が増えた程度ですから」
それも、自分だけの悩みじゃないし。
「おはようございます、キメラ。
……呼びずらいので勝手ながら、名前付けていいですか?」
キメラ呼び、こっちの国じゃ蔑称なので…
2026年6月9日
2026年6月8日
綺羅々星のパトリシア
「……何よ、そんなこと、思ってないクセに…」
どうだっていい…
「パトリシア……」
その後ろ姿を見ていた。ただ見ていたんだ。それじゃダメだ。
追いかけなきゃ。あの子は、命を顧みないだろうから
「……カルロスおじさん、力を貸してください」
魔術。極北でも存在する、アルタリアより貰った技術。
彼女の血痕を捉え、道標と成せ。追うんだ。
オーリヴェル
「パトリシア……」
慟哭。サーカスの花形とは……つまり、そうい…
「……何よ、そんなこと、思ってないクセに…」
どうだっていいでしょう?
傷付こうが、所詮他人なのだから。
偽善が一番腹立つのよ。
「……いい、要らない、なにも、……忘れて。もう。」
何より一番嫌いなのは
自分。
「忘れて」
念を押すように二度、そう呟くと。
トゥシューズを走らせ、ダイナーから立ち去ってしまった…
綺羅々星のパトリシア
「――屈辱よ、■にたいと思うぐらいに!!!
でもアイツは離さない…
「パトリシア……」
慟哭。サーカスの花形とは……つまり、そういう事なのか?見世物って……そういう事なの?
「…落ち着いて。ここに君のことを害鳥と呼ぶ人は居ないよ。ここにいるのは僕だけだ」
恐らく踏んではいけないところだったか。こういう時は冷静に、まずは貴女を落ち着かせたい。
「パトリシア、パトリシア。君が今、食べたいものはある?」
オーリヴェル
「……?」
雰囲気の違和感を捉えた。明らかに身綺麗なのに、何…
「――屈辱よ、■にたいと思うぐらいに!!!
でもアイツは離さない、アイツらはアタシを楽に■なせようとしない!!!!こんな身体にさせただけじゃ足りないって、見世物にして、頭を踏み付けて、何度も何度も心を折ってきて!!!!」
ワルイコ、ワルイコ、パトリシア。
君は罪を犯したのだから、罰はこれぐらいが丁度いい。
「だからって被害者面してアイツらに屈するのはイヤ!絶対に!どんなに虐げられても!!!」
存在すら認知されない薄さ。
存在を認知され徹底的に虐げられる罰。
果たしてどちらが楽だろうな。
オーリヴェル
「……?」
雰囲気の違和感を捉えた。明らかに身綺麗なのに、何…
「………ははっ」
問い掛けに、不自然な笑いを返した。自虐。自嘲。
「当然よ、当然。だって、アタシってこんなに性格が悪いでしょ?貴方が敵を作りやすいだの、嫌味を言うだの、その通り。
見目"だけ"美しくて、中身"が"最悪!そうね、害鳥って言葉がピッタリ?そんなの手のつけようがなくて、貴方のように無視されることがなくて――」
言葉が、漏れる。漏れ出して、止まらない。
▼
綺羅々星のパトリシア
へぇ、そう…と答え、次の質問をどうしようかと考えていたが――
…
「……?」
雰囲気の違和感を捉えた。明らかに身綺麗なのに、何故怯えているんだ?
「君……マトモに食事、貰えていないの?」
へぇ、そう…と答え、次の質問をどうしようかと考えていたが――
「…、…」
拍。
「………何よ、どうだっていいでしょ。サーカスの食事が、こんなに自由かどうかなんて。マトモかなんて。」
踏み込まれたならば、あからさまに気を悪くする。
…いや、苛立ちや怒りではなく、恐れの色が浮かんでいた。
嫌な場所を思い出す、というのがしっくりくるかのように。
綺羅々星のパトリシア
ツーンとしてます、ツーン。
普通なら貴方の思うことが正しい…
「はいはい…」
めんどくさいや、この人…
「料理は…嫌でも覚えましたよ。お金を稼ぐ為に……」
自分が王族らしいことなんて何一つ出来なかったから。お金が湯水のようにあるなんて、夢物語だって。
「……パトリシア、貴女は…普段……いえ、元の場所では食事、どうしてたんですか?」
ツーンとしてます、ツーン。
普通なら貴方の思うことが正しい、普通なら。
「…何よ、アタシが貴方をストーカーみたいに追い掛けてるとか思ってるの!?そんなことしてたら周りに変な目で見られてイヤじゃない!偶然よ!ぐ・う・ぜ・ん!!」
何処に噛み付いてんだこのフラミンゴ。
なんだか癪だったようで特に圧で念押しした。
「ふんっ!…へぇ~、そう。まぁ、楽しくなければ誰かと料理をするなんて有り得ないものね。そも、料理が作れるなんて知らなかったけど。」
手があるのは羨ましいわね、と。
一々嫌味をつけないと気が済まないのかコイツ…
綺羅々星のパトリシア
「別に?その内、人間が赤子を食べても何も思わなくなりそうっ…
「………」
食欲無くなること平気で言わないでくれないかなぁ……
隣に座るなら特に何も言わず。オムライスをスプーンで綺麗に取り、口へ運ぶ。
「偶然、ですか。なら、そうしておきましょう。
……どうでしょうかね。少なくとも、楽しい…とは、思えるようになってると感じてます。定住は、残念ながら出来ませんが」
オーリヴェル
「……嫌味ですか?」
別に、こちらの世界では普通の事だ。自分…
「別に?その内、人間が赤子を食べても何も思わなくなりそうって思っただけよ。」
嫌味に聞こえたなら御免なさいね、と大して気持ちが籠もってない声で隣席へ。
「まさか、一旦部屋に帰ったり広場に行ったりしたわよ。それで今はディナーを食べに来た。で、たまたま貴方がいた。それだけ。」
大して広くもない町ならば、出会う偶然もある意味必然かもしれない。
露骨に避けるのも癪に合わないし、…と、まぁ数日は避けてたが!
「満喫してるかしら、この町を。」
綺羅々星のパトリシア
「鳥が卵料理を食べるって、なんだか変な感じよね。」
なん…
「……嫌味ですか?」
別に、こちらの世界では普通の事だ。自分の種も卵生故、自分たちの種族が産んだものを食べる時だってある。
「こんばんは、ずっとここにいたのですか?」
オーリヴェル
今日の夕飯はオムライス。注文してもぐもぐ…
「鳥が卵料理を食べるって、なんだか変な感じよね。」
なんて、声が貴方にかかる。
そこには桃色で装飾華美のフラミンゴがいる。
「魚人が魚料理を食べてると、同じ気分になりそう。見たことないけど。」
ランチタイム。
今日も今日とてカットフルーツの盛り合わせ。
…に、加えてフライドポテトも追加してる。特に誰かが見てないのをいいことに。
「…アタシも帰らなきゃ、な。」
アイツ、きっと探しに来るわ。
その内"頭"から聞こえてくるでしょうね。
「…」
(人から話を聞く、と言ってもなぁ……)
そんな仲になるくらいまずは距離を縮めないといけないとか……自分と同世代か、年下ならばともかく、年上にそういうこと聞くのは失礼じゃないのか?むむむ……
(好きな人とか、出来たらまた変わるのかな。でも……僕は……)
あの人が忘れられない。初恋でもあり、トラウマでもあるあの人が。
2026年6月7日
2026年6月6日
「…はぁ~、ホンットこの身体ってイヤ。マッシュルームスープはロクに飲めないし、ハンバーガーは以ての外…」
せっかく外に出れて食事を"自由に"楽しめると思ったらこれである。
いつの日かと同じく、フルーツカットの盛り合わせを頼み、口で食べるフラミンゴ…