中央広場
2026年6月1日
グラファイト・ドレック
『メネ』
あなたの名を書いた。
もやもや、と、微笑むよう…
じいっと書かれた自身の名前を見つめて。
だんだんと、嬉しそうに尻尾がぱたぱた揺れ始める。
「メネのお名前なのだから」
グラファイト・ドレック
もやもや、と動いた。
『グラファイト』と書く。
『あなた…
「『グラファイト』。いいお名前なのだから」
「メネはメネなのだから」
少しわかりにくいが、自身はメネという名前なのだと自己紹介を。
「ほー、処理屋ってのか。職業が名前ってのは渋くていいな、ヨロシク。」
地響きかのような地声を、少し高くして返事をしようか。それでも低いが。
「招待状ォ?ンなもん俺にゃあ……いや待てもしや……」
急にゴソゴソし始めた。デカいので邪魔になるかもしれない。
話しかけられた事に気付けばいそいそと紙に文字を書きだす。
:迷イ込ンダトイウヨリ招待状ヲ貰ッテキタノホウガアッテルカナ:
どうやら招待状を貰ってきたらしい。
……ついでに自己紹介用の紙も出した。
:処理屋
ヨロシク: