中央広場
2026年6月12日
「…あのまま前向かずに 逃げずに なにもしなかったらいつか死んでもおかしくねえ」
「だったら 多少無謀にでもやって その結果で死んだほうがはるかにいいだろ?」
「このまま クレハをほっとけなくてな…」
「…なに、俺のもともとの星の子になった経緯を考えれば やんなきゃ解釈違いってわけさ」
「俺な……昔人間でね」
「そん時に会ったことがきっかけで星の子になったからさ」
「それは、そうだけどね。
ボクも、心配だったから追いかけたけど…………」
でもね、そうじゃなくて
「サバクモノさんはちゃんと力になってた。
大丈夫だよって、思ったことをちゃんと伝えてて、クレハさんだってその言葉で前を向けるようになってて…………」
「ボク、見てるだけしかできなかったけど。サバクモノさんはそうじゃなくて、本当の優しさってああいうことなんだなって……………そう、思って…………」
「それに、不安なことも笑って吹き飛ばしてた!
自信を持って、俺がいるから大丈夫って、そう言えるのはやっぱりカッコイイよ!!」
「あ、そうそう!」
シエルさんに向かって
「この人はサバクモノさん!
優しくてカッコよくて強いんだよ!!」
"強い"と言うのは昨日の会話からの信頼。
そのままサバクモノさんにも
「こっちはシエルさん!
うさぎの獣人さんなのかな?ずっと一人だったんだって。ボクの新しいオーナーさんだよ!」
今見てたのだから最後のは知ってるだろうけど。
シエル
「…初めて会ったときね、ボクに笑って話しかけてくれて、名前も…
「あれは成り行きだったと言うか…………………………」
ちょっと気不味くて目を逸らす。
まさか、採用されるなんて思ってなかったし………………。
でも、そっか、ボク『が』良いんだ。
それは、嬉しいな。
前のオーナーさんと同じだ。
「もっとちゃんと考えるべきだと思うけど……………」
「シエルさんが、それで良いなら、お願いします」
るしあ
「あはは………」
ちょっと困った笑い顔。
「ボクは、選ぶ側じ…
「…初めて会ったときね、ボクに笑って話しかけてくれて、名前もつけてくれて、本当に…本当に嬉しかったんだ……初めてら自分の存在が認められた気がして……もしかしたらそれは偽善だったのかもしれないけれど…」
「それでも、ボクは嬉しかったから…」
「だから、ボクは…るーちゃんがいいな…」
シエル
「こ、効率がいいなと思っただけなのに…!?」
そういうとこや…
「あはは………」
ちょっと困った笑い顔。
「ボクは、選ぶ側じゃないから、シエルさんがね、良いよって言ってくれるなら喜んでついて行くよ。いつまでも、一緒に居るよ」
でもね、だからこそなんだ、
「ボクはきっとシエルさんの一生になっちゃう。もちろん、シエルさんがもう要らないって言ったらそこまでだけどさ………………」
「考えるのは、シエルさんの方。
寄り添うこともきっと満足にできない、むしろおしゃべりして勝手に動く、そんな欠陥品で良いの?」
独り言は、絶えず響く水音にすぐ飲み込まれていく。
「ふむ……今回の投票結果、やはり水が選ばれましたか」
虹色の水柱を見上げ、腕を組んで軽く頷く。
「考えてみれば、噴水という存在そのものが、水を象徴しておりますゆえ、皆様の心のどこかに水そのものを望む気持ちがあったでしょうか」
「そこへ虹色の輝きが加わることで、伝統と新しさの両方を満たす……まさに絶妙な落としどころでございます」
るしあ
「…………ボクは、何もできないよ?」
「体は小さいし、感覚はやっ…
「出会ったばかりだから多分知らないこともあると思うし、否定も肯定もできないけれど……ボクもね、他の生き物とは決定的に違うところがあるんだ」
「だから、ボクは他の人とはちょっとズレてて……」
シエル
「…まぁまだ会ったばかりだし…急いで結論を出す必要はないから……
「…………ボクは、何もできないよ?」
「体は小さいし、感覚はやっぱり、ヒト………というか、生物と違うし」
「だから、共感することって、きっとできないし……………」
「そんなのってないよって、冷たいねってことも、言っちゃうだろうし」