公民館
2026年6月4日
「答えはひとそれぞれだからね!」
要約:良い様に解釈しろ。
「だが、そうだね。美味しく酒を飲めるか如何かのひとつは、
良き巡り合わせの元にあるか如何かという事もあるだろうね。」
環境も大事ということ。
酌み交わす相手が居るのならば、それもまた愛。
「僕の国は寒くてね…度数の高いお酒で寒さを凌ぐことも結構あるんだ。だから昔から酒を飲む事に関しては慣れている」
ぐい、と1杯煽らせてもらう。良い味だ。飲みなれているものでは無いが、それなりに美味しいと感じる。少し辛いか?ウォッカ程ではないけれど。
「一気はせず、ゆっくりお飲み。慣れてないと悪酔いするからね」
「何? と疑問に思う前に、するべきことはひとつだよ。
そう、乾杯だ!」
飲めばわかる、少なくとも飲まねばわからぬ。
ここはそういう世界、そういう空間、そういう流れ。
「甘やかなひとときに、溢れる好奇心を抑えきれぬのならば。
そんな本日には、ミードなど如何かな。」
甘いやつです。
「恐れる必要は無いのだよ。少なくともこの街の法は寛容だからね。」
都合の良いことを言っている。
「君は今、勇気を持って踏み出し、姿を現した。
ならばそう、それは称えるべきことではないかね。
詰まりはそう、それは祝杯を挙げるべきことだよ。」
都合の良いことを言っている。
「さあ、グラスを手に取って。」
「……………………」
とりあえず、ボクの年齢って扱い的にどうなんだろうと考えてみる。
身体はだいたい作られてから150年。人間基準なら多分大丈夫……………?
「ちょ、ちょっとだけ……………………ちょっとだけ………………」
「ははは。君たち各々の属する法を、把握する術など持ち合わせていないよ。」
要約:合法か非合法かは、各自で判断してくれ。
「おや。しかしそんな疑問を抱く君は、つまり酒を飲みたいということだね。(理解力)
素晴らしいことだよ。臆する事無く飲み給えよ!」
2026年6月3日
「………」
ダイナーでご飯でも食べようかと思ったが、そういう気も起きなかった。
どうしようかな。事故でここに来ているとはいえ、いずれは帰らなくちゃならない。あの国に。あの領土に。
帰りたくない。
(……必要とされていないのに、帰る必要あるのかな…)
2026年6月2日